安定供給を支えるBCPの取り組み
東海理化では、地震などの自然災害に備えたBCP(事業継続計画)の強化を進めています。
愛知県丹羽郡大口町に位置する半導体工場では、ハザードマップをもとに装置の耐震対策などの災害対策を実施し、近年発生リスクが懸念されている南海トラフ地震にも備えています。
また、過去の被災事例から、装置の再稼働には一定の時間を要することがわかっています。そのため東海理化では、お客さまの生産ラインを止めないよう、在庫を適切にコントロールし、復旧まで安定した部品供給を維持できる体制を整えています。

品質を守る解析体制
東海理化では、製品の開発から納入に至るまで、徹底した品質管理のもとで半導体製品を製造しています。そのうえで、万一納入した製品に不具合が発生した場合には、迅速な原因究明を行う体制を整えています。
当社が保有する SEM(走査型電子顕微鏡) や FIB(集束イオンビーム) などの解析装置を用いた一次解析が可能なほか、状況によっては、解析技術に精通したメンバーが中心となり、外部の専門機関と連携して解析を行うサポート体制を構築しています。
下図は、実際の解析結果の一例です。
パッケージ開封
エミッション解析
SEM観察
FIB断面観察
EDX成分分析